接骨院・整骨院でよくある「医科併給」とは?返戻を防ぐ方法を解説!

皆さんこんにちは!
いつき総研のばーやんです!

皆さんは「医科との併給・併用の禁止」を理由に、保険者から返戻や不支給を受けた経験はありますか?
病院の診療とは被っていないはずなのにどうして返戻になるんだろう、、、
こんな経験がある方は多いと思います。
今回は、接骨院・整骨院の保険請求における「医科併給」のルールと、返戻を防ぐための対策について分かりやすく解説します!
最後まで見ていただけると嬉しいです!

医科併給の基本ルール

同じ部位に対して、病院(医科)と接骨院・整骨院(柔整)で同時に保険請求を行うことは原則NGです。
保険者からの返戻理由として、このような文言を見たことはありませんか?

「〇月〇日~〇月〇日の期間に他医療機関の受診があります」

これは、病院で診療や投薬(湿布も含む)が行われているため、整骨院の施術を保険で請求できないという意味です。

具体的に説明すると、、、
  • 病院で受診した日は同一部位での接骨院・整骨院の保険施術は不可
  • 同一部位にて投薬が出ている間も接骨院・整骨院の保険請求は不可

上記の状態のことを「医科の管理下」と言い、医科の保険請求が優先される期間 のことを指します。

具体例を表にしてみました
例:病院で診察&投薬10日分(湿布も含む)を受けた場合

日付病院受診保険請求の可否
1日〇(診察+投薬)NG(病院が優先)
4日✖(投薬中)NG(投薬期間中)
9日✖(投薬中)NG(投薬期間中)
10日✖(投薬中)NG(投薬期間中)
11日OK(投薬終了後)
※接骨院・整骨院での実費治療は可能

1日だけ気を付ければいいと思いがちですが、投薬期間もカウントされるので気を付けましょう!

返戻を防ぐためにできること

保険者からの返戻を防ぐために、患者さんに確認すべきポイントを押さえておきましょう!

確認すべきポイント
  • 病院での診療を受けているか?
  • 投薬を受けているか? ※湿布も対象になるので気を付けましょう
  • 病院と整骨院を併用して通いたいと考えているか

これらを事前に確認しておくことで、不要な返戻を減らすことができます!

「両方通いたい」と言われたら?

もし患者さんから「病院も整骨院にも通いたい」と相談された場合は、、、
「自費診療なら可能」ということをお伝えください!
その際に、保険適用ができない旨はしっかりお伝えしましょう!

まとめ

今回は、整骨院の保険請求でよくある「医科併給」について解説しました!

  • 整骨院と病院での保険請求は原則同時にできない
  • 投薬がある場合、その期間中の保険請求はNG
  • 事前に患者さんに確認し、返戻を防ぐことが重要
  • 保険適用はできないが、自費診療なら可能と提案する

以上の内容を理解していれば医科併給で返戻は減らすことができます!
医科併給以外でも返戻はたくさんあります。もし分からないことがあればお気軽にお問い合わせください。
それでは、次回のブログでお会いしましょう!

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