自賠責保険請求の流れ!【接骨院・整骨院向け】

こんにちは、いつき総研のばーやんです!
今回は、自動車やバイクを運転する際、必ず加入する「自賠責保険」についてです。
整骨院では、この自賠責保険を利用して施術費を請求できますが、適切な手続きを行う必要があります。
今回は、整骨院が自賠責保険を請求する際の流れを解説します。
最後まで見ていただけると嬉しいです!
患者さんがすること

まずは病院を受診!診断書をもらおう
交通事故後に整骨院で施術を受けるためには、まず病院や整形外科を受診し、医師の診断書をもらいましょう。
整骨院での施術も自賠責保険の対象になりますが、「医師が必要と認めた施術」に限られます。そのため、事前に医師の診断を受けておくことが必須です。
整骨院で施術を受ける
病院の受診が終わったら、整骨院で施術をスタートします。
整骨院では、以下の流れで施術の方針を決めます。
・事故の状況や症状について詳しくヒアリング
・身体の状態を確認し、施術スタート
保険会社に連絡して整骨院での施術を希望することを伝える
整骨院での施術を自賠責保険で受けるには、保険会社への連絡が必要です。
患者さんが保険会社へ連絡し、次の内容を伝えましょう。
・事故の発生日時や加害者情報
・受診した病院の名前
・整骨院での施術を希望すること
保険会社によっては、医師の同意書や事前承諾が必要になることもあります。スムーズに手続きを進めるためにも、確認を忘れずに!
整骨院・接骨院がすること

施術開始!施術の記録をしっかり残そう
保険会社から施術の了承を得たら、整骨院で施術を開始できます。
整骨院では、施術の内容や回数を細かく記録します。これが保険請求の際に必要な資料となるためしっかり記録しておきましょう。
施術費用の計算と明細書の作成
施術が一定期間経過すると、診療報酬明細書(柔道整復療養費支給申請書)を作成します。
この明細書には、施術の内容・回数・金額などが詳しく記載されており、保険会社に施術費を請求する際に必要な書類です。
保険会社へ施術費を請求!支払いまでの流れ
整骨院が作成した診療報酬明細書を保険会社に提出し、保険会社が審査を行います。
請求方法は以下の通り、
・郵送
・FAX
・オンラインシステム(保険会社による)
審査が完了し、施術の必要性が認められると、整骨院の指定口座へ施術費用が振り込まれます。
整骨院が自賠責保険請求を行う際のポイント
整骨院での施術をスムーズに進めるために、以下のポイントを押さえておきましょう。
- 医師の診断書の重要性
→ 自賠責保険で施術費を請求するためには、医師の診断書が必要です。 - 保険会社との連携
→ 手続きがスムーズに進むよう、保険会社との連絡を密に行い、指示に従いましょう。 - 施術内容はしっかり記録
→ 施術の必要性を証明するため記録をとる。 - 診療報酬のルールを遵守
→ 保険請求の際、不正や誤った請求を避けるため、ルールを守りましょう。 - 患者さんへの丁寧な説明
→ 「自賠責保険の仕組みがよくわからない…」という患者さんも多いので、わかりやすく説明することが大切です。
まとめ
自賠責保険を利用した施術費請求は、通常の保険請求とは少し違います。不適切な請求は不正とみなされる可能性があるため、慎重に対応しましょう。
接骨院での適切な施術と正しい保険請求の知識を身につけ、患者さんのサポートを行いましょう!
不明な点がありましたら、いつき総研までお問い合わせください。
